女性の生理周期は、25日~38日くらいの周期で、1回につき7日前後の日数であれば、順調といえます。
疲れやストレス、睡眠不足、環境の変化などによって変動が見られる場合もあります。その変動が一時的なものなら大きな心配はなさそうですが、次のようなケースは注意が必要。放置していると、別の疾患や不妊につながることも考えられます。
● 頻発(ひんぱつ)月経
→生理周期が25日より短い。または、生理が1ヵ月に2~3回ある。
●稀発(きはつ)月経
→生理周期が36日以上ある。または、1年に生理が数回しかない。
●無月経
→2カ月以上、生理が来ない
こうした生理周期の乱れのほか、経血の量や色をチェックしてください。
量が増えたり、色が黒っぽく変化したり、今までと違うようなら、何かのトラブルのサイン。早めに対処しましょう。
生理不順の原因の一つに、ホルモン分泌の異常により排卵が適切に起こっていないことがあります。きちんと排卵があるかどうかを確認するには、基礎体温を毎日記録していく方法が最適です。
生理が始まってからの約14日間(低温期)と、生理前の約14日間(高温期)の体温は二層に分かれている様子が、基礎体温表から見てとれる状態が理想です。
しかし、ホルモン分泌異常や無排卵の場合、低温期と高温期それぞれの体温が安定しません。
ホルモン分泌異常を招く原因には、大きなストレス、過度なダイエット、精神的ショック、激しい運動、肥満、栄養の片寄り、甲状腺疾患などがあります。
生理不順を東洋医学的にみると、次のような体質であることが多いです。
1)気滞・瘀血(キタイ・オケツ)体質:気血の巡りが良くない状態
2)気血不足体質:エネルギーと血が不足している状態
3)陽虚(ヨウキョ)体質:身体の温める力不足
どの体質かによって、必要な処置が変わります。
生理不順を改善するには、今の身体の状態を見極めたうえで、身体に合った漢方や鍼灸施術をしていくことが重要です。
世珍堂では、しっかりとカウンセリングをしたうえで、生理不順を根本から解消するサポートを行っております。どうぞお気軽にご相談くださいませ。